オゾン脱臭

特殊現場で行われる作業で、オゾン脱臭というものがあるのですが、オゾン脱臭とはどのようなものなのでしょうか。 オゾンとは、元素記号がO3です。酸素原子が2個ついたものがO2(酸素)、3個ついたものがO3(オゾン)です。 しかし、オゾンの分子は安定していないので、3つ目の酸素原子はすぐに離れようとします。 悪臭などの何かほかのものに触れると、この3つ目の酸素原子はニオイ物質と融合します。これは、「酸化」と呼ばれます。 この酸化力が、オゾンには塩素の約6倍あります。強力な脱臭、殺菌効果があるのです。これは、フッ素に次ぐ酸化力です。 そのため、オゾンは多くの分野で、脱臭、殺菌、漂白、洗浄等に活用されています。

◆食品添加物としても認可されています◆
高濃度オゾンは殺菌力が高く、残留しないので、日本では食品添加物として認可されています。 また、使用後のオゾンは、自己分解して酵素になるので、2次公害の心配がありません。 日本では、近年、都市部の水道局での高度浄水処理にも活用されるようになっています。

◆特徴◆
上記のようなことから、オゾン脱臭除菌機は、多くの人が集まる場所や会議室、カラオケボックス、ホテル、ボヤ現場、事件現場特殊清掃といった ハードな臭いの除去までに使われています。

◆プラズマとは◆
プラズマとは、高圧放電によって気体が電離した状態をいいます。これは、電子,イオンを豊富に含むガスの状態で、 この状態では電子やイオンは化学的に反応しやすい、ラジカル(活性種)になり有害ガスを分解します。

◆プラズマオゾン脱臭◆
空間放電によって発生するプラズマ中に臭気ガスを通過させることで、臭気分子に直接電子、ラジカル(活性種)が作用し臭気分子を直接分解します。 このラジカル生成と同時にオゾンを生成し、対象空間に放出すると臭気分子を強力に酸化分解することが可能になります。